【転職】入社時期を聞かれたら

【転職】入社時期を聞かれたら

面接においてよく聞かれる質問の一つが入社時期です。企業としては早く入社してほしいと考えますが、引き継ぎや有休消化も考慮して検討する必要があります。入社時期を回答する際に気をつけるべき点について説明します。

引き継ぎ期間

引き継ぎについては”【転職】退職時は「飛ぶ鳥後を濁さず」“で詳しく説明しておりますが、後々のことを考えると、引き継ぎ期間は十分に確保することが望ましいです。

もちろん、人によって業務量も違うため、一概には言えませんが、一般的には引き継ぎ期間として1ヶ月は見ておくのが良いと思います。

有給休暇消化期間

一般的な社会人であれば、有給休暇はそれなりに溜まっているかと思います。最大で40日程度貯められるのが一般的でしょう。どれだけ、有給休暇が溜まっていて、どれくらい消化したいかによりますが、1月程度(20営業日)を有休消化に当てるのが一般的です

もちろん、残ったメンバーに義理を通すため、退職日ギリギリまで働くといった選択肢もあるかと思います。その場合は、可能な範囲で断片的に有給消化を行うことをお勧めします。

普通にサラリーマンをやっていれば1ヶ月もの休みを得る機会は中々ありません。大人の夏休みだと思って、1ヶ月程度であれば、遠慮なく有給消化しても問題ないかと思います

私の場合も、転職の際には基本1ヶ月は有給消化に充てるようにしています。もちろん、引き継ぎ状況によって前後したり、有休消化中に問い合わせが来ることもありますが、人生数回しかない長期休暇と割り切って、極力休むようにしています。

内定受諾までの期間

ここここまで、有給休暇の消化と引き継ぎで2ヶ月程度は最低限必要と説明しましたが、ここからが特に検討が漏れやすく、注意が必要な観点となります

一般的な面接以降の選考の流れとしては、以下のような形になります。全体の流れについては”【転職】エンジニアが転職するまでの流れ 応募編”でも説明していますので、よければご一読ください。

面接以降の流れ
・面接(複数回)
・内定
・オファー面談
・交渉
・現職場の上司への報告(内定受諾後の場合もあり)
・内定受諾

面接以降も内定もらって終わりではなく、詳細を確認するオファー面談だったり、複数社内定をもらっている場合は年収交渉だったりと、やることが多くあります。

また、内定受諾しても、最終的に現場上司への退職の報告を行わなければ、引き継ぎ作業を進めることができないため、上司への報告のタイミングも加味する必要があります

これらは、その会社の面接回数や、他社の選考状況も絡むため、一概には言えない部分ではありませんが、1ヶ月程度は見ておくと安心です

私も過去に、面接以降のスケジュールを考慮できておらず、結果的に有休消化期間を削って調整したことがありました。

まとめ

以上まとめると、選考状況にもよりますが、最低3ヶ月程度はみて入社時期を伝えるのが良いでしょう。

特に複数の会社に応募する場合は、これらのスケジュール管理が非常に重要となってきます。
可能な限り、エージェントを利用して、事前に有休消化と引き継ぎ期間を伝えた上で、スケジュールを組んでもらうことを推奨します。