【転職】年収アップ成功事例

【転職】年収アップ成功事例

筆者は過去に3回の転職を経験しておりまして、その中で入社しなかった会社も含め多くの会社から内定をいただきました。その際に、数百万円の大幅なアップは無いものの、どの会社からも数十万から200万円程度の年収アップでオファーをいただけております。

今回は、過去の転職活動の中から年収アップの成功事例について、説明したいと思います。

年収交渉のタイミングややり方については”【転職】年収交渉の仕方“でも説明していますので、よければご参照ください。

大手メーカーにて年収交渉し100万円のアップ事例

私が3社目となる大手メーカーに転職した事例です。

エージェントの紹介で2社に応募を行いました、事前に年収交渉も見据えてエージェントにスケジュールを組んでもらい、幸いなことに2社から同時に内定をいただくことが出来ました。

最初に内定をもらったのは、業界の中でも年収が高いことで有名なSierで、こちらの会社からは年収100万円アップ程度でオファーをいただくことが出来ました。業務内容的には、ちょうど東京オリンピック前でオリンピック関連の案件を扱う予定であり、興味はあったものの、私の嗜好としては請負業務ではなく自社の事業をやりたいという思いが残っていたことから、迷っている状態でした。

続いて、もう一社応募していた大手メーカーからも内定をいただくことが出来ました。こちらの求人については、もう一社に比べると若干低めとなっており、求人上の年収上限が、もう一社にオファーいただいた年収を下回っておりました。しかしながら、こちらのオファーは大手メーカー内でICTを推進するための、新規部門の立ち上げメンバーとなっており、正直こちらの求人の方が興味を引かれておりました。また、面接していただいた部門の上司の方とも意気投合しており、面接の序盤からぜひ来て欲しいと言われ相思相愛状態でした。

エージェントからは当初、給与水準の高いSierの方を勧められておりましたが、素直に大手メーカーの方が興味ある、年収だけが懸念だという話をしたところ、大手メーカーに対して年収交渉を行なってくれました。
大手メーカーに対して、「もう一社から***で内定をもらっている。本人としては非常に興味を惹かれているが、もう一社の給与水準に近い金額を提示しないと難しい。」と話をしてくれたようで、最終的には大手メーカーからほぼ同額でオファーをいただき、最終的に入社することになりました。

年収交渉の常套手段ではありますが、転職活動では複数社から内定をもらうことで年収交渉がやりやすくなります。その際に交渉をさらに有利に進めるため、年収水準の高い会社を含めておくことも非常に重要です

メガベンチャーにて再オファーで年収150万円アップ事例

私が3回目の転職活動を行っていた際の事例です。

この時は、コロナもあって最終的には会社に残る判断をしましたが、3社から同時に内定をいただくことが出来ました。最終的に3社のうち2社に絞って、年収交渉を行い、そのうち一社から当初提示されたオファーから50万程度アップでの再オファーをいただくことが出来ました。

2社のうち最初に内定をいただいたのが、中規模で急成長中の品質コンサルの会社です。こちらの会社は急成長を続けており、外部からも高待遇で採用を行なっている会社でして、私もマネージャー待遇で年収100万程度アップのオファーをいただくことが出来ました。

その後、メガベンチャーの方からも内定をいただきましたが、当初こちらのオファーはもう一社より若干低めの年収を提示されておりました。

業務内容的にも、年収的にも品質コンサルの会社の方が条件が良かったため、当初はこちらの会社一択で内定受諾を検討しようと思っておりました。エージェントに正直に、業務内容的には品質コンサルの会社に興味あるので、より良い年収を提示されない限りはメガベンチャーを選ぶことはないと話をしたところ、その話をベースに先方の人事と交渉を行なってくれました。

結果として、年収50万アップ+ボーナス1次金100万円で再オファーをいただき、結果的に品質コンサル会社のオファーを上回る条件でした。金額的にもそうですが、そこまで私を買ってくれたことに対して熱意を感じ、最後の最後まで2社で迷うこととなりました。

こちらも複数社から内定をもらって年収交渉を行なったことで、結果的により良いオファーをいただくことが出来ましたが、特に重要だったのは、素直に提示された年収が希望に合わないことを相談したことでした。もちろん年収だけが全てではありませんが、転職は双方のマッチングですので、いただいたオファーが自身の希望に合わない場合、素直に相談することが重要となります

大手メーカーで200万円アップの事例

最後は私の4社目の転職の際の事例となります。

この時は、今までとは違った方法で転職活動を行っておりました。今までは転職時期を決めその時期に合わせて一斉に応募を行い、一気に転職活動を進める形でしたが、今回は時期は決めずに年収含めて自身の希望を明確にし、マッチングする企業を時間をかけて選ぶやり方を行いました。

そのため、内定を得たのは1社のみとなり、年収交渉も特に行なっておりませんが、結果的には過去で一番の年収アップとなりました。

年収の上がった要因としては、大きく以下の3つとなります。

年収アップの要因
・自身の希望年収を最初から明確に提示していた。
・DX需要で高待遇の求人が増えており、それらをベンチーマークとした。
・そもそも年収水準の高い会社であった。

自身の希望年収を最初から明確に提示していた

時間をかけてマッチングを重視した転職活動を行っていたため、最初から高めの希望年収を設定し、その他の条件も含めて、条件に合う企業を時間をかけて探しておりました。

そのため、最初から希望年収に合ったポジションのみに応募していたのと、面接の初期から希望年収を明確に提示しており企業側とも認識のすり合わせも最初からできておりました。

結果として、年収条件が折り合わず不採用となった会社もありましたが、双方の条件がマッチングした会社のみから内定をいただくことができました。転職に時間がかけられる場合、最初から自身の希望条件を明確にし、その条件に妥協せず拘ることも成功の要因となります

DX需要で高待遇の求人が増えており、それらをベンチーマークとした

近年DX需要が増えたことから、ITエンジニアに対する高待遇の求人が増えており、それらをベンチマークとすることにより、自分の希望年収についても説得力を持って説明ができることが出来ました。

面接において当然希望年収とその理由を聞かれましたが、その説明の一つとして、「他社から出ているDXポジションの年収水準」、「自身の過去の経験からそれらのポジションの職務を実行できる」旨を説明し、説明に説得力を持たせることが出来ました。

これは、DXに対する需要自体が増えてることが要因ですが、ICTエンジニアにとっては追い風となります。業界内で需要の変化を踏まえつつ、他社求人の給与水準をベンチマークとして希望年収を設定するのも、年収アップための重要なテクニックとなります。

そもそも年収水準の高い会社であった

これは、最初のマッチングにも関わる話ですが、応募した会社は大手メーカー内でも年収水準が高く設定されておりました。ポジション的には転職前と変わらないマネージャー(課長)ポジションでの採用でしたが、同じポジションにも関わらず、給与テーブル的には200万円程の差があり、そのままその差が年収アップに繋がりました。

実際に入社してみて感じましたが、責任範囲としては、前職と大きく差はなく、単純に年収水準が違うだけと感じております。

【キャリア】年収をアップさせるには”でも触れておりますが、そもそも年収水準の高い会社を選択するというのも年収アップの一つの方法となります。もちろん、年収水準の高い会社は入社ハードルが高いのが一般的ですし、双方条件がマッチすればという前提ですが、成功すれば比較的に容易に年収アップが狙えます。

まとめ

以上、年収アップの事例について説明してきました。年収交渉を見据えて複数社から内定を得る、最初から条件のマッチングしている会社に絞って応募するなど、色々とやり方はあります。

これらは市場の状況や、みなさま自身の状況によっても最適なやり方は大きく変わってきますので、それぞれの状況にあったやり方で年収アップを目指していただければと思います。